2019年が始まったばかりの1月4日に、驚くべきニュースが飛び込んできました。
博多駅から半径500m圏内において、「博多コネクティッド」と呼ばれる新プロジェクトが始動します。
半径500mというと、東は合同庁舎付近、西は道路陥没事件が記憶に新しい「博多駅前2丁目エリア」くらいのところです。(google map調べ)
一番の目的は、「福岡市の更なる発展」です。
この目的を達成する為には、老朽化した既存の建物を建て替えて、「耐震性」「機能性」に優れた先進的なビル建設を進めていく必要があります。
博多駅周辺は福岡空港が近くにある為、今までは背の高いビルは建てることができませんでしたが、今回のプロジェクトでは法律の緩和を検討し、現行より数メートル高い建物を建設できるように変更するとのこと。
既に数年前から中央区天神でも同じような計画が進められており、こちらは「天神ビッグバン」と呼ばれています。天神を歩いていると、旧大名小学校跡地や、天神福ビル裏手の工事現場、天神福ビル内の店舗移転、など、いたるところで大規模な変化が起きています。
この「天神ビッグバン」の博多版とも呼べる一大プロジェクトが「博多コネクティッド」です。
博多駅が発展したのは1975年の山陽新幹線全線開通がきっかけだったとのこと。それ以前に建てられた大型の古いビルは築50年前後の計算になり、耐震への不安が出てくるのも当然の事だと感じます。
博多駅博多口正面にある、福岡銀行が目印の「福岡センタービル」や「西日本シティ銀行本店」もこれに該当します。
福岡市は日々発展を続けていて、現在博多駅周辺は、ビジネスマン、外国人観光客、イベント会場への来場者など、非常に多くの人で毎日賑わっています。
・ 「政令指定都市の中で」 人口増加率 No.1 ※2015年国勢調査結果
・ 「世界で最も住みやすい都市」 世界 第7位 ※MONOCLE 2016年6月23日号掲載
にランクインしたことも話題となったの福岡市。
しかし最近では、
「ビジネスホテルが足りない、、」
「●●のイベントが福岡で開催されるけど、他のイベントと日程が重なってるので宿が取れない、、」
など、折角の活気に水を差すような話も良く耳にします。
新たに大型のビジネスホテルが建設されることで、このような悲痛の声が減ってほしいですね。
「コネクティッド」には、「繋がる」という意味があります。
博多駅を起点として、
天神再開発、
地下鉄七隈線延伸工事、
博多港までのロープウェイ構想、
など、大きなプロジェクトと繋がっていくことで、福岡市全体の活気が再び押し上げられることを期待します。