プレスリリース

平成15年5月30日 西日本新聞

アパート経営。

それを支えるのは「人と人との誠実な信頼関係」。

 

人の倍努力することで目標を達成してきた社員時代

資産運用としてアパート経営を手伝うのみならず、自身も3棟のオーナーであるという富永社長。独立精神が強く10代の頃から20代での起業を目標に立てていた社長が、このアパート経営と出会ったのは25歳。地元大学で経済学を学び、アパート販売を手がける不動産会社に入社したのが、きっかけである。
独立を志すからには、社内の営業成績がトップになるような社員でなければと大いなる野望を胸に、意気揚々と入社したのだったが、入社早々大きな挫折を味わうことになる。「さっそくお客様のところへご案内に出かけたんですが、ただの一言も話せなかったんです。それは大きなショックでしたね」。お客様からの質問に何一つ答えられない、惨めな自分。そこで、当時、入社一年半でかなりの実績を上げている先輩に同行させてもらうことになった。その先輩は、いかにもやり手といったタイプではなく、どちらかというと大人しい印象。しかし、お客様の質問に対し、キメ細かくていねいに対応していた。自分とは雲泥の差。?

「これは相当がんばらないかんぞ、と思いましたね。自分自身を鍛えるために、とにかくより多くのお客様に会おうと思いました」。

以来、見込みがあるなしにかかわらず、人の10倍お客様と接触するようにする。自分の勤務時間は朝の8時から夜の11時までと心に決め、休日返上で働いた。社内でトップクラスの営業成績をあげるようになるのにそんなに時間は要さなかった。

入社から2年。ひとつの転機が訪れる。会社の先輩の独立についてきて欲しいといわれ、反対する家族を説得し、共にゼロから起業。ここでは経営の勉強というよりも、とにかく会社が運営できるようひたすらに働く。29歳で退職を宣言、30歳でいよいよ独立することになる。

念願かなって会社設立へ。しかし、資金面では苦労の連続。

1993年6月、トマト建設株式会社設立。このとき社長30歳、若き実業家の誕生である。「トマト」は「トミナガ マネージメント トータルコンストラクション」の頭文字によるもの。

 

「実際は、妻と私の二人だけのスタートで、奥には子供を寝かせてという内情(笑)。体だけは丈夫だからなんでもやってやろうという前向きな勢いがありました」。

 

最初の一棟目は前の会社からつきあいのあるお客様で、すんなりと契約がまとまった。しかし、2棟目がなかなか契約に結びつかない。夏の炎天下をただひたすらに歩き回っては、焦りを感じる日々。準備資金も手薄になった5ヶ月頃、ようやく2棟目が決まった。しかし、設立間もない会社に不安を感じたお客様に支払いは建物が完成してからと言われる。「蛇口をひねるように資金が無くなり、苦しかったときだけに堪えました。営業マン時代、苦労したんだねと言われますが、目標のためにやってきたことですから、私自身はそういう感じでもないのですが、経営者になってからのお金の苦労は本当に大変でした」。

 

その後、3棟、4棟と契約が決まり、社員も次第に増えていくが、5年間は決して資金面が楽になることがなく、父親やまわりの支援者に頭を下げて工面していたという。「当時、結構強気な顔をしていたけれど、その裏では必死でした。頭を下げながら『いつまでこういうことが続くのだろう』と思っていました」。

 

その間、入居後の管理をスムーズに運営するため、着実に入居率が確保できる土地を探して建てるという今のパターンが確率。次第にいい具合に歯車が回りだしたという。

 

 

社員には「”行動と態度”でお客様の求める以上のものを」と。

「日頃から社員には、お客様を口で説得しようとしてもだめだ、行動と態度に尽きると言っています。お客様が期待する以上のものを出していけ、それが自分自身の勉強にもなる」。

 

社会人最初の挫折を乗り越えるために実践してきたことを、そのまま社員にも推進。そのためにも、社員が増えた今なお社長自ら精神的に現場に足を運び、若い人材のプレイングマネージャー役をかってでている。この「行動と態度」という社長の営業の心得が、社内のすみずみまで浸透。社員自らが一致団結して、お客様へのサービス、商品開発に一生懸命取り組んでいる。

 

「待遇面では決していい会社ではないんですが、休みもあまり取れない、勤務時間も長いという厳しい状況の下で、社員が本当に真剣にがんばってくれたおかげで、ここまでくることができました。本当にありがたいと思っています」。

 

システムの素晴らしさもさることながら「安心して任せられる企業」という印象がお客様に伝わる為だろう。一年間の契約のうちの約半分が、2棟目、3棟目をご購入されるお客様だったり、ご紹介によるものというエピソードも納得できる。

 

お話をお伺いしている際に、ご年配の男性のお客様が来訪され、息子ほどの年令の社長に「この度は本当にお世話になりました」と深々と頭を下げられました。その瞬間、富永社長いわく、「お客様の期待に恥じないよう、今にも増して頑張らなければ」と痛感されたそうです。

 

 

この6月で創業10周年!社長が考えるネクストステップ。

起業時、10年で会社を軌道に乗せることを念頭に突き進んだ結果、現在、社員数20名、年商16億円(平成14年度実績)の企業に成長。この6月に創業10周年を迎え、ようやくホッと一息つける状況になったと語る。

 

「お客様に恵まれ、社員に恵まれ、仕事に恵まれて、私は本当に幸せだなと思います。この喜びを独り占めするのではなく、より多くの人と分かち合いたいので、次の10年は、私と同じように意欲のあるリーダーを育てたいと思っています。それが、フランチャイズ方式、または支店展開、どのような形になるのかはこれからのことですが」。退職した社員の中にも取引を続ける会社もあり、また積極的な協力会社にはノウハウも提供するという。こうした行動も、人とのつながりや信頼関係を大切にする富永社長ならではのものである。

 

現場を回るオンタイムと大好きなクルージングを楽しむオフタイムのせいだろう、日焼けした笑顔で夢を語る富永社長。

 

不況を逆手に取った建設業界のすきま産業「アパート経営」。しかし、時代の波を捉えているというだけでの永続は厳しい。相手の立場で考え、人づきあいを大切にし、どんなときも持てる力のすべてを出し切って行動する。この社長の誠実な人柄と、社長を慕い己が使命に真剣に取り組む社員とによって育まれた企業風土こそが、トマト建設の魅力であり、未来に開かれた可能性なのである。

 

 

 

 

1993年6月、トマト建設株式会社設立。このとき社長30歳、若き実業家の誕生である。「トマト」は「トミナガ マネージメント トータルコンストラクション」の頭文字によるもの。

「実際は、妻と私の二人だけのスタートで、奥には子供を寝かせてという内情(笑)。体だけは丈夫だからなんでもやってやろうという前向きな勢いがありました」。

最初の一棟目は前の会社からつきあいのあるお客様で、すんなりと契約がまとまった。しかし、2棟目がなかなか契約に結びつかない。夏の炎天下をただひたすらに歩き回っては、焦りを感じる日々。準備資金も手薄になった5ヶ月頃、ようやく2棟目が決まった。しかし、設立間もない会社に不安を感じたお客様に支払いは建物が完成してからと言われる。「蛇口をひねるように資金が無くなり、苦しかったときだけに堪えました。営業マン時代、苦労したんだねと言われますが、目標のためにやってきたことですから、私自身はそういう感じでもないのですが、経営者になってからのお金の苦労は本当に大変でした」。

その後、3棟、4棟と契約が決まり、社員も次第に増えていくが、5年間は決して資金面が楽になることがなく、父親やまわりの支援者に頭を下げて工面していたという。「当時、結構強気な顔をしていたけれど、その裏では必死でした。頭を下げながら『いつまでこういうことが続くのだろう』と思っていました」。

その間、入居後の管理をスムーズに運営するため、着実に入居率が確保できる土地を探して建てるという今のパターンが確率。次第にいい具合に歯車が回りだしたという。

 

0120-77-2430